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第6回【駅そば(JR遠軽駅横)】

2011.04.15 (Fri)

 蕎麦茹でる看板娘の幾星霜

今回のタチソバージュ 天玉さん&鴨さん(取材日:平成23年4月12日)

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遠軽駅舎

遠軽外観

鴨  「まあ、遠軽駅といえば、スイッチバックで列車が方向転換する駅で、乗客も立って座席の向きを変えるじゃない。あれって、私の場合、唐突なんだけど、川端康成“雪国”の“国境の長いトンネルを抜けると―”てな一節がなぜか思い浮かぶんだ。澱のようにたまった疲労感のなかで、もっそりとした動作で座席の向きを変える。国境を越えるという行為の象徴があのシーンにある。だから、コッキョウではなくクニザカイと読むべきだ、と―。あれっ、聞いてないっしょ」

天玉 「なんかさ、文学に走りすぎちゃってないかい。じゃあ、幻の芸者駒子を探しに行きましょうか」

――と、二人はJR遠軽駅脇にあるプレハブの立ち蕎麦屋へ向かう

鴨  「私は、こりゃ絶対“あいがもそば”本命で頼んだんだけど、“ごめんね、肉屋さんから届かないのよ”とおばちゃん。中国・台湾の鳥インフルエンザによる輸入禁止の影響はここまで来てたか!じゃあ、“天ぷら”ね。ほんと、無念極まりなかったなあ」

22天

天玉 「私は、ほんとはあいがも・卵・山菜を乗せた“スペシャル”狙いだったんだけど、これも品切れに追い込まれていたんで、“山菜”そばにしたよ」

遠軽山菜

鴨  「でも、天玉さんて、天ぷらも玉子もとか、なんでもかんでも乗せたいっていう、立ち蕎麦界のゴージャス派というか“G級グルメ派”だね。で、味のほうの評価は?」

天玉 「うん、そうだね。汁はちょっとしょっぱい感じかな。山菜はもーちょい塩抜きをしてほしかったってところかなあ。でも、オーソドックスな立ち蕎麦だったよ」

鴨  「天ぷらそばも正統派の立ちそばだったね。でも、ここのおばちゃんは19歳から立ちそばを始めて“看板娘”として鳴らしたんだって?」

遠軽娘

天玉 「現在、70歳を過ぎて、“看板おばちゃんですよ。ふぉふぉふぉ”って笑ってたけど。立ちそばひとすじ半世紀ってスッゲーですな。そういえば、“こんな雑誌にも出たんですよ、ヤダヤダって行ったのに”と教えてくれて“鉄道ジャーナル”を見せてくれましたね」

鴨  「半世紀もやっていると、いろんなことがあったんだろうけどね。“あそこがゼロ番線ホームでね、名寄線が入っていたんだけど”を指さして教えてくれたけど、平成元年に廃止されちゃったし。ほんと、寂しそうな口ぶりだった」

天玉 「今は乗降客がぐんと減ったって言ってたね」

鴨  「毎日、おばちゃんは夕方までやって、その後はムスコさんが継いでやっているとも言ってたね」

天玉 「うーむ、立ちそばの湯気には人生が香り立ちますな」

鴨  「うーむ、腹の底が熱くなった。なんか、しんみりしてきたので町を散策してみましょうか」

天玉 「これからは立ちそば屋周辺の旅情も、ばっちり撮っていきましょう」

駅正面

【お品書き】
●スペシャル600円●天玉440円●あいがも450円●山菜円●山菜400円●天ぷら390円●月見350円●かけ300円●おにぎり(うめor鮭)100円■午前11時~午後7時30分(おばちゃんの担当時間帯は午後4時30分まで)/不定休


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