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第9回【きそば みかど(函館駅)】

2011.05.24 (Tue)

 おばちゃんは京マチ子似で嘆き節

今回のタチソバージュ 天玉さん&鴨さん(取材日:平成23年5月15日)

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店頭

鴨  「調査のためではあるけれど、わざわざ160円の入場券を買って、立ちそば屋を訪ねるってのも、なんか、あれですね」

天玉 「しゃーないじゃ、あーりませんか。だって5・6番線のプラットホームにあるんだもん。さあ、入りましょうか」

鴨  「列車が入ってないせいか、人気がありませんなあ。以前の駅舎のころは青函連絡船に乗るためにみんなよーく走ってましたけどねえ」

――てなことをブツブツ言いながら、立ちそば「みかど」にたどりつく

天玉 「函館といえばイカと来て、あたしゃ、“いか天そば”と行ってみよう!」

いか天

鴨  「じゃあ、わたくし、“鰊そば”にするかな。あれ、正確には“鰊みがきそば”っていうのか。おばちゃん、それ、1丁ね。でも、観光客がなんだか少ない感じがするけどね」

おばちゃん  「震災以降、観光客はパタッといなくなったね。駅舎は新しくなったけど、青函連絡船があった時代が懐かしいねえ。早く観光客がどっと来て欲しいけどね。うちは値段だって他よりは安くしているしさ」

お母さん

にしん

鴨  「この“鰊みがきそば”、じっくり煮込んだ甘塩っぱい鰊の味がつゆに滲み出ていて、はるばる来たぜぃハ~コダテェ!という感じですな」

天玉 「いか天は、もうちとやわらかいほうが、あたしゃ好きだけど。もしかすると、いか天と立ちそばって、なかなか難しい組み合わせなのかしれないね。注文が来たらその場で揚げたてというのも、スピーディにはいかないだろうしなあ」

――で、二人は旅情を味わうために、線路を眺めながら食べることに

鴨  「かつて鉄道のホームって旅情そのものだったけど、函館駅って旅情もなんか乾いた感じですね。ふらんすに行きたしと思へど ふらんすはあまりに遠し せめては暖かき立ちそばを喰らひて 気ままなる旅に出でてみん――」

天玉 「うーむ、そうかねえ」

鴨  「というよりも、ほんとのことを言うと、今朝、ホテルで朝7時半に和食バイキングを食べて、9時には函館駅で入場券を買って、ホームで立ちそばを食べている。この理不尽なスケジュールに問題がある、とわたくしなんか思ってますけどね」

天玉 「うーむ、震災以降、立ちそば屋さんも、被災された方も、私たちも大変な時代を生きているということなんだよ、キミィ!」

鴨  「???????」

【お品書き】
●かけ250円●えび天400円●いか天350円●月見300円●きつね300円●鰊みがき400円●玉子50円●おにぎり(鮭・うめ)100円●いなり寿し120円■営業時間:一番列車~午後2時30分/定休日なし

函館駅




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01:10  |  未分類  |  Trackback(0)

第8回【立ち喰いそば 北国(札幌市北24西4)】

2011.04.29 (Fri)

 さりげなく細部に宿る凄さあり

今回のタチソバージュ 天玉さん&鴨さん(取材日:平成23年4月25日)
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鴨  「今回の立ちそば屋さんは地下鉄北24条駅。1番出口を出て、西に向かって100m。今年3月開店というピッカピカの新店舗。でも、あれですね、この北24条界隈の雑居性って、なんか東京・中央線沿線の街の雰囲気に似てますな、例えば吉祥寺とかさ」

天玉 「おや、あそこに“あやつり人形”なんて看板がありますな。あやつり人形なんて商売になるのかしらんねえ」
鴨  「(息せき切って確認して来て)ナ・ナ・ナ・ナイト・パブでんがな。師匠、接客女性があやつり人形なんでしょうか、お客さんがあやつり人形になっちゃうですか」

――てなことを話しているうちに、店に到着する

24条外観

店主24

天玉 「ワシは今日も元気に“天玉”といこう!」

24天たま

鴨  「出ました!またもや!ゴージャスを極めてる!ワタクシ、迷ったときは、迷わず天ぷら1丁!ということで」

24天ぷら

天玉 「ありゃ、あの貼り紙をごらん。“えび天150円 ちくわ天130円 揚げたて 3分位お待ちください”と書いてあるよ。ズルズルズルズルズルーッ~、うーむ、こりゃ及第点だね。そばつゆは上品だし、立ちそばの味というより一般の蕎麦屋さんに近いものがあるわい。天ぷらもいいねえ。ったく、“ちくわ天”なんぞ試してみたいもんだね」

鴨  「天ぷらには干し海老も入ってますしね。ここはあれですね、温かいそばと冷たいそばの2本立てで、冷たいのも充実してますわ。ほんと、立ちそば屋さんには珍しいですね」

天玉 「ほら、あれをごらんよ。トッピングメニューが出てるけど。玉子50円、とろろ昆布60円、わかめ60円、山菜100円と来たか。やっぱり立ちそば業界は日進月歩で進化してるねえ。それに引き換え、最近、われらが取材は店で卑屈になりすぎたり、上っ面だけ見て判断したりと、どーもマンネリじゃないかね。反省しきりじゃよ」

鴨  「ほんとは“じゃこ丼”なんてのも突っ込んだ話を聞くべきでしたし。注文もワタクシが“天ぷら”を頼むと、師匠は負けじと、その上をいく“天ぷら&玉子”ですもんねえ、最近」

天玉 「だって、好き、なんだもん」

鴨  「そうそう、来店10回トッピングサービスなんてカードもくれましたねえ。こんなカードも初めてですねえ」

カード

――その夜遅くのこと

天玉 「(もう“神の河”に酔っていて)ワシは自分が恥ずかしい。キミィ~!“立ち喰いそば 北国”は、琴似の“十勝”同様に再取材することにしようぜぃ」

鴨  「ヘヘーッ!承知!」

天玉 「じゃあ、お休み之介―――」

24条界隈


【お品書き】
〈温かい〉●かけ300円●月見350円●たぬき、とろろ昆布、わかめ360円●天ぷら、山菜400円〈冷たい〉●ぶっかけ320円●ざる360円●冷したぬき400円●冷しとろろ、冷し山菜、冷し山菜とろろ420円/ごはん(小)100円●じゃこ丼(セットの場合)250円、(単品の場合)300円●営業時間:午前10時~午後7時/定休日:日曜・祝日


13:40  |  未分類  |  Trackback(0)

第7回【まるかつ(滝川市栄町2丁目)】

2011.04.18 (Mon)

 文句ありゃ聴くぜ!と店主の力こぶ

今回のタチソバージュ 天玉さん&鴨さん(取材日:平成23年4月13日)
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滝川外観

鴨  「まあ、最初からグチっちゃいけないけど、2日連続で立ちそばを喰うって、なかなかシンドイもんがあるね。てなことを話しながら、やって来ました立ちそば激戦区と言われる滝川。今日の趣向はどんなもんでっしゃろ?」

天玉 「単純明快さ!ネットの事前リサーチによれば、オール230円、ついでに“かけ”も同じく230円!なんだって。スゴイッ!」
鴨  「同じ料金の店で“かけ”を注文する客っているのかしらんね」

――てなことを話しているうちに、二人は12号線沿いにある店頭に到着する

天玉 「ありゃん?280円ってなってらぁ!でも、“かけ”も280円だわ。まあ、値上げ世間を見まわしてみると、230円からの値上げはしようがないんでしょうな。入りましょう。“オネエさ~ん!“天玉”って出来ます?それも280円ですか~?」

滝川天玉

鴨  「やけに唐突な展開で始めるわな!そんなこと、あるわけないだろうが!値段表にもないんだしさ」

天玉 「ったく、オネエさんは動じることなく、笑顔で“はい、出来ますよ~。320円でございます”だってさ。もっともなお答えではありますな、こりゃ」

鴨  「じゃあ、私は、昨日“天ぷら”だったから、今日は“かしわ”」

滝川かしわ

天玉 「でも、出てくるのは早かったねえ。サッ・サッ・サッで出来上がりという立ちそばの大原則は、見事クリアしてたよね。汁は甘めで、濃いめ。合格だったよ。で、天ぷらに具は入ってないんだけど、カウンター内のコーナーで店主自らが揚げていたのもいいねえ」

鴨  「“かしわ”のほうも、別に鶏肉をちょっと甘めに煮ておいて、トッピンングしたもの。煮汁もちょっと入って、おいしかったですな」

天玉 「店主に聞くと、開店は“昭和42年。オイルショックの前でしたよ”と言ってた。長いね。でもさ、そばの麺がうまいなあ、というのが第一印象」

鴨  「そうそう、私が“同じ値段でも、かけそばを注文する客っているんですか?”って質問したら“お年寄りの方とか、いらっしゃいますよ”とか。そんなもんなんですな、人生ってやつは」

天玉 「それで、一体全体、なに言いたいわけさ」

鴨  「いえいえ、めっそうもごじゃりません。でも、客足の絶えることのない店でありますな」

天玉 「じゃあ、お冷やをお代りして、ちょっと滝川の春の風に吹かれてみるかね、君ィ―――!!!」

滝川価格表

滝川旅情


【お品書き】
●天ぷら、月見、かしわ、きつね、たぬき、カレー280円●かけ280円●ライス120円●おにぎり100円■定休日・営業時間不詳(聞くのを忘れたのさ)



18:05  |  未分類  |  Trackback(0)

第6回【駅そば(JR遠軽駅横)】

2011.04.15 (Fri)

 蕎麦茹でる看板娘の幾星霜

今回のタチソバージュ 天玉さん&鴨さん(取材日:平成23年4月12日)

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遠軽駅舎

遠軽外観

鴨  「まあ、遠軽駅といえば、スイッチバックで列車が方向転換する駅で、乗客も立って座席の向きを変えるじゃない。あれって、私の場合、唐突なんだけど、川端康成“雪国”の“国境の長いトンネルを抜けると―”てな一節がなぜか思い浮かぶんだ。澱のようにたまった疲労感のなかで、もっそりとした動作で座席の向きを変える。国境を越えるという行為の象徴があのシーンにある。だから、コッキョウではなくクニザカイと読むべきだ、と―。あれっ、聞いてないっしょ」

天玉 「なんかさ、文学に走りすぎちゃってないかい。じゃあ、幻の芸者駒子を探しに行きましょうか」

――と、二人はJR遠軽駅脇にあるプレハブの立ち蕎麦屋へ向かう

鴨  「私は、こりゃ絶対“あいがもそば”本命で頼んだんだけど、“ごめんね、肉屋さんから届かないのよ”とおばちゃん。中国・台湾の鳥インフルエンザによる輸入禁止の影響はここまで来てたか!じゃあ、“天ぷら”ね。ほんと、無念極まりなかったなあ」

22天

天玉 「私は、ほんとはあいがも・卵・山菜を乗せた“スペシャル”狙いだったんだけど、これも品切れに追い込まれていたんで、“山菜”そばにしたよ」

遠軽山菜

鴨  「でも、天玉さんて、天ぷらも玉子もとか、なんでもかんでも乗せたいっていう、立ち蕎麦界のゴージャス派というか“G級グルメ派”だね。で、味のほうの評価は?」

天玉 「うん、そうだね。汁はちょっとしょっぱい感じかな。山菜はもーちょい塩抜きをしてほしかったってところかなあ。でも、オーソドックスな立ち蕎麦だったよ」

鴨  「天ぷらそばも正統派の立ちそばだったね。でも、ここのおばちゃんは19歳から立ちそばを始めて“看板娘”として鳴らしたんだって?」

遠軽娘

天玉 「現在、70歳を過ぎて、“看板おばちゃんですよ。ふぉふぉふぉ”って笑ってたけど。立ちそばひとすじ半世紀ってスッゲーですな。そういえば、“こんな雑誌にも出たんですよ、ヤダヤダって行ったのに”と教えてくれて“鉄道ジャーナル”を見せてくれましたね」

鴨  「半世紀もやっていると、いろんなことがあったんだろうけどね。“あそこがゼロ番線ホームでね、名寄線が入っていたんだけど”を指さして教えてくれたけど、平成元年に廃止されちゃったし。ほんと、寂しそうな口ぶりだった」

天玉 「今は乗降客がぐんと減ったって言ってたね」

鴨  「毎日、おばちゃんは夕方までやって、その後はムスコさんが継いでやっているとも言ってたね」

天玉 「うーむ、立ちそばの湯気には人生が香り立ちますな」

鴨  「うーむ、腹の底が熱くなった。なんか、しんみりしてきたので町を散策してみましょうか」

天玉 「これからは立ちそば屋周辺の旅情も、ばっちり撮っていきましょう」

駅正面

【お品書き】
●スペシャル600円●天玉440円●あいがも450円●山菜円●山菜400円●天ぷら390円●月見350円●かけ300円●おにぎり(うめor鮭)100円■午前11時~午後7時30分(おばちゃんの担当時間帯は午後4時30分まで)/不定休


11:39  |  未分類  |  Trackback(0)

第5回【立そば処 十勝(JR琴似駅そば5588店頭)】

2011.04.07 (Thu)

 スプリングはにかむ店主の作る蕎麦!

今回のタチソバージュ 天玉さん&鴨さん(取材日:平成23年4月7日)

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店頭

鴨  「まずはこの場所をどんなふうに説明しておけばいいのかね。JR琴似駅のそばだよね。この商店街って、札幌では珍しく“界隈性”を濃密に残しているエリアなんだよね」

天玉 「そう、で、イトーヨーカドーの“5588”の店頭のプレハブと言えばわかるんじゃないかなあ。最初に正直に告白しておくと、ここに入って若い店主と1坪半くらいの広さを見たとき、こりゃ、期待できないかも、と言うのが第一印象だったのさ。26歳って言ってたもんね。しかも前職は普通のサラリーマンだって」

若き店主

鴨  「そこで、私は王道の野菜天そばを注文して、すぐに止めて、根拠もなく、肉そばに変えたんだけどさ」

肉そば

天玉 「私は王道の極めつけ、野菜天玉とスジを通したぜぃ」

たま天

鴨  「でも、あれだね、ここが昨年11月にオープンして、札幌では地下鉄北24条に〝北国〟って立ち蕎麦屋が2月にオープンしたって話してくれたよね。まあ、新しいプレハブ屋台の立ち蕎麦屋なんだね。で、味のほうの評価は?」

天玉 「これも正直言って、実にうまかった。合格点をあげてもいいね。この若き店主の立ち蕎麦に暫定1位をあげてもいいと思うよ。汁も合格点だよ」

鴨  「豚を使った肉そばもうまかったよ。お世辞じゃなくてね。今回は注文しなかったけど、個人的な評価としてはビールがあるのがいい。これまでの取材で酒はなかったもんね」

天玉 「天ぷらも店で揚げているのかな。厚くてね、サクサクしてるからポロポロって剥がれる感じでいいんだ」

――このあたりで店長は気さくな若者というのがわかって、話は快調に進みだす

鴨  「まあ、26歳にして立ち蕎麦業界で起業したわけだから、“将来の夢なんてあるの?”って聞いたら“ありますけど、言ったら「な~んだ!」と言われそうだから、話すのは止めておきます”ってなんなんだろうね」

天玉 「うーむ、IT業界で起業だったりしたら面白いのにね。そしてガボガボ儲けてイトーヨーカドーを買収する。でも、趣味で転倒プレハブの立ち蕎麦処“十勝”をやっている。名所になるよね」

鴨  「このあたりは呑み屋も多いから、呑んだ後のニーズはそれなりにあるんじゃないかしら」

天玉 「で、私は思うんだけど、メニューを見ていると、“かけ玉”(これって、玉子を載せた月見とは違うよね。月見より50円高い。“とろり卵”ってのもよくわからない。“とり”ってのは、“肉そば”の豚肉じゃなく、鶏肉だろうというのはなんとなく予想できるわな。てなことを考えると、これは後日、追加取材をやって、改めて紹介すべきだ、と私は強く主張したい」

鴨  「天玉師匠がそうおっしゃるなら、“続編”掲載決定!」

天玉 「うーむ、でも、前途ある青年店主に老爺心としてひとことアドバイスしておけば、もーちょい作り方を手際よくやるべし、だよ。私の立ち蕎麦に対する持論は“サッ、サッ、サッと作るのが立ち蕎麦”なのさ」

鴨  「イヨーッ!出ました!ワカゾーよ!ぐぁんばってくれい!このコーナー初!また追加取材に来るぜぃ」


【お品書き】
●かけ200円●きつね250円●かけ玉300円●山菜330円●とろり卵、野菜天ぷら350円●野菜天玉、とり、肉380円●カレー南蛮390円●ミニ豚丼セット500円●おにぎり80円●ビール280円■平日・土曜:午前11時~午後11時、日曜・祝日:午前11時~午後7時/年中無休


21:48  |  未分類  |  Trackback(0)
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